伝え方

伝え方では、検索から購入までの導線と、3秒で価値が伝わる写真・言葉・見せ方を整えます。

どれだけ優れた設計をしても、それが相手に伝わらなければ売れません。

「売れるは設計できる」の第3ステップ「伝え方」は、設計した価値を、検索した人のもとへ正しく届けるための工程です。

多くの商品開発が、いきなり見た目やパッケージから考え始めてしまいます。しかし本来は、需要確認と設計があって初めて、伝え方は力を持ちます。

伝え方には二つの柱があります。

ひとつは、検索した人を迷わせない「導線設計」。

もうひとつは、一目で価値が伝わる「視覚設計」です。


導線設計 ― 検索から購入まで、迷わせない

ECサイトは「売り場」であると同時に「導線」でもあります。

多くのサイトの失敗は、検索結果から直接商品ページへ飛ばしてしまうことです。

「何を買おう」と悩んでいる人が、いきなり一商品だけを見せられても、選ぶ理由が分からず離脱してしまいます。

そこで間に置くのが、特集ページ(LP)です。

検索 → 特集LP → 商品ページ

という流れをつくります。

LPの役割は単なる商品一覧ではありません。

購入する理由をつくることです。

具体的には、

  • 悩みやシーンに共感する
  • 選び方を提案する
  • 複数の商品をストーリーで束ねる

という役割があります。

サイト全体が家だとすれば、LPは特定の目的のために用意する一部屋です。

検索してきた人に合わせた部屋を作ることで、購入までの導線が自然になります。


視覚設計 ― 3秒で価値を伝える

オンラインでは、最初に読まれるのは文章ではありません。

写真です。

スマートフォンでは、多くの人が数秒で判断します。

そのため、最初の写真だけで価値が伝わる状態を目指します。

視覚で伝えるべき要素は四つあります。

  • 誰に向けた商品か
  • 中身が分かるか
  • 使うシーンが想像できるか
  • 価格に見合う価値が伝わるか

です。

文字を読まなくても、この四つが伝わることが理想です。


写真は順番で伝える

写真にも見せる順番があります。

1)全体像

2)開封した状態

3)詳細や断面

この順番で見せると、商品理解がスムーズになります。

また、

  • 何の商品か分かるか
  • 断面で品質が伝わるか
  • ブランドの世界観が統一されているか
  • 複数商品で見せ方が揃っているか
  • 写真が売れる順番で並んでいるか

も重要な確認ポイントです。


ギフト化する場合の適用(ギフト翻訳メソッド)

ギフトの場合は、さらに

  • 誰に贈るのか
  • いつ贈るのか
  • なぜ贈るのか

を視覚で伝える必要があります。

また、開封体験も重要です。

箱を開けた瞬間に、

「きれい」

「うれしい」

と感じられる設計になっているか。

メッセージカードやラッピングなども含めて考えます。

同じ商品でも、

見せ方を変えるだけで、

「自宅用の商品」

から

「贈りたくなる商品」

へ変わることがあります。

これがギフト翻訳メソッドにおける伝え方の考え方です。


実務で見るポイント

伝え方の本質は、

説明することではなく、

見せることです。

目に見えない価値ほど、視覚で翻訳する必要があります。

導線と視覚を整えるだけで、同じ商品でも選ばれ方は大きく変わります。

次のステップでは、その商品が事業として成立するかを数字で確認します。


次のステップ

価値を届ける方法が決まったら、最後に事業として成立するかを数字で確認します。

数字